芸術祭十月大歌舞伎

仁左衛門玉三郎コンビ観たさに夜の部に行ってきました。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/10/post_17.html
3階席だったのですが、客の質がかなり落ちてますね。もう、ビニール袋持込禁止じゃ、ボケェ!!!って感じですし、隣のおば様がうるさいうるさい。玉三郎の舞踏公演を見に行きたくなっちゃったな。

怪談 牡丹燈籠

ええと、期待が大きかったせいか正直微妙だなあと思いました。初日ということもあって、やっぱりこなれてないのかしら? それでも孝玉コンビはいいですねえ。安心してみることが出来ます。
錦之助を襲名した信二郎さんは相変わらず、毒が足りないなあ。昔から、感じていたことですが、育ちのよさが悪いほうに転んでる気がするのは私だけ? ああ、好みなだけに残念。
また残念なのはラストです。以下ネタバレ
調べてみると、昔の悪事を暴露されたくないために、伴蔵さんはお峰に手をかけるのですが、どうもそのアタリが伝わってきませんでしたし、殺したあと、小峰にすがる伴蔵さんの心中も唐突に感じました。伴蔵さんも取り殺されるようだったので、そういうシーンがあればしまったのになあと素人ミーハーながら思いました。なのでフラストレーションがたまってしまいました。

道成寺

三津五郎の踊りには何も言うことはありませんが、所化(お坊さんたち)と花四天*1がちょっとどうなの? 前に別の出し物ではもっとビシッとそろってメリハリが利いていたような気がするけれど、もう、バラッバラでタイミングもいまいちあってない感じ。見ててイライラしました。おめーらやる気あんのかっ! やっぱり道成寺は「娘」がいいですね。

*1:http://www2.rosenet.ne.jp/~spa/kabuki/html/ess/ess097.html