講演会@銀座教文館ナルニア国

翻訳家(スウェーデン語)菱木晃子さんの講演会に行ってきました。
演題は『私の好きなスウェーデンの子どもの本 〜アニカ・トールとウルフ・スタルクを中心に〜』。

アニカ・トールのステフィとネッリの物語全4巻、自腹で買うぞー。そのうち(苦笑)

ステフィとネッリの物語(全4巻セット)

ステフィとネッリの物語(全4巻セット)



ウルフ・スタルクの思い出の本。よかったら読んでくださいね。
おじいちゃんの口笛

おじいちゃんの口笛



当たり前のことなんだけど、
「翻訳するってただ字面を置き換えればいいだけではなくて、
時代背景もきちんと消化しなければできないことなんですよね」
という言葉が。
これは、第二次大戦前後の作品(ステフィとネッリの物語)をなかなか訳すことができなかった話。
中学時代、何気なく見た、ドキュメンタリー番組が怖すぎて、(ホロコーストアウシュヴィッツとかそのあたりの映像)それが衝撃的で、夢中で見てしまったあととっても怖くなって以来、その時代の本や映画すべてのものを遠ざけていたとか。
でも、この作品はやはり訳したいという気持ちになって、トラウマ克服するほど文献を読み漁ったそうです。

学ぶこと(知ること)は人生を楽しくするためのことなんだよな。
現代を語るには歴史を知らないといけないんだよな。
そんなことを改めて感じてしまいました。