「ブロークンフラワーズ」「ナイロビの蜂」

神楽坂通勤を始めたので、ギンレイシネパスポート再入会しようかなーと思うものの、上映予定をみても近頃あんまり魅かれないので、購入は見送っている。
で、かなり前から、これは観るぞーと、楽しみにしていた組み合わせ。

「ブロークンフラワーズ」

私は特にジャームッシュらぶ!ではないんですが、これ、おもしろかったなー。
終わった瞬間は、もう、こういう勝手に想像してくれパターンはえらそうで嫌いだーと思ったけど、いやいや、この主人公の哀れさが増幅されるような気がして、気の毒だが愉快だ。
ビル・マーレイ演じる、一儲けして金には困らないがくたびれた無気力中年男に、過去の栄光はまたく感じられない。女たらしのドン・ファンだったなんて! しかも、名まえがドン・ジョンストンだよ! 作中でもドン・ジョンソンと間違えられるんだけど、私は、公開中の映画マイアミ・バイスを見かけるにつけ、アメリカ版元祖チョイ悪伊達男のドン・ジョンソンを思い出すのだが、今となってはそれは少数派らしい(何がいいたいかというと、今のマイアミ・バイスの刑事コンビは違うだろーってのが一番・笑)。
それから、シャロン・ストーンがキレイなの。しかも、庶民を演じてて違和感ないって言うのがさすが。今となってはセレブっていうか、ゴージャスなイメージがものすごく強いから、そういうオーラが隠せないんじゃないかと思っていたので。
あと、サントラが欲しくなりました。音楽がとても良かった。

映画「ブロークン・フラワーズ」オリジナル・サウンドトラック

映画「ブロークン・フラワーズ」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,オックスフォード・カメラータ,ザ・グリーンホーンズ・ウィズ・ホリー・ゴライトリー,ザ・テナーズ,マーヴィン・ゲイ,ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー,ホリー・ゴライトリー,デング・フィーバー,ザ・グリーンホーンズ,ムラトゥ・アスタトゥケ,スリープ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/04/05
  • メディア: CD
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ナイロビの蜂

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レイフ・ファインズとリーアム・ニースンの区別がいまいちつかない私です。。
おもしろくないわけじゃないけど、ほんとにそんなに愛し合ってたのかいな?
とちょっと思ってしまったうえにある邪念が。。
出会いから結婚まで、なんだかテッサの仕組んだ罠にジャスティンが引きずられた感じがしたんですよねー。外交官の妻という座が欲しかった匂いがしたのは、たぶん私だけでしょうが(苦笑)
とにかくお金のために組織が人の命を奪うっていう図式は、大なり小なりたぶんどこにでもあることなんだろうね。そんなことを考えていたら
ちょっとよろしいでしょうか?」とフカキョン富豪刑事が現われ、
「たった、○○億のために人を殺すなんて……」という必殺台詞が頭の中をぐるぐると(爆)
ラスト近く、盗賊?に攻められ逃げまどうある部落の人々……国連の小型機は救援活動のためにやってきたいわゆる外人しか乗せることはしない。たとえ、ドクターのアシスタントをしている子であっても。その子を助けようとするジャスティンと例外は許さない側とが言い争っているとその子は無言で自ら飛行機を降りて走り去る。運が良ければ難民キャンプにたどりつくだろうと。そのシーンには切なくなりましたね。
サスペンスとしてはとても楽しめましたが、ラブストーリーとしてはどうだろう?