ウィーン・ミーツ・ジャパン〜和と洋の熱い関係〜に行く。
邦楽の演奏会で初めて一睡もしなかった(爆)和と洋を組み合わせる企画ってわざとらしすぎて興ざめするパターンが多かったんだけど、そうでもなくて。

竹の群像(山本邦山作曲)

尺八のみの合奏曲なのだけれど、今回は独奏の部分がチェロという編成。

櫻川(中井智弥作曲)

能楽「櫻川」をテーマに尺八と二十五弦箏の編成で作曲されたものを今回は、尺八の代わりにバイオリンで。
曲も演奏もとっても良かった。二十五弦箏は作曲者自身が演奏していて、若くて、多分ずーっと優等生できたような雰囲気の男の子。

瑞穂(大谷みずほ作曲)

あの、シンクロの曲を作曲してる人の作品だったんですけど、箏10(2パート)、十七弦3、三絃2(2パート)、尺八4(2パート)、笛、打楽器という構成で作曲者本人が指揮。
っていうか、曲に自分の名前を付けてるよ。
……が、正直、つまんなかったでぇ〜す! 指揮も、素人目に見てもかなりヤバイ感じで(苦笑)
「さくら」のモチーフが途中で使われていたんだけど、もろシンクロが思い浮かぶし、三絃も活かしきれてないし(邪魔なだけ)、これから手直しされるのでしょうか?

春の海(宮城道雄作曲)

山本邦山先生の尺八とゾリスデントリオの編成で。
ポップというか、軽やかすぎて、趣がだいぶ違っていました。まあ、オリジナルと同じようにやっても意味がないと思ったんでしょうが。

Csardas(ヴィットリオ・モンティ作曲)

これも春の海と同じ編成で。楽しかったです。有名な曲ですし。
ただ、邦山先生が大変そうで、ハラハラしました。

ディヴェルティメント(佐藤敏直作曲)

前半の瑞穂と同じ楽器構成だったんだけど、瑞穂とは格が違うのが明らか。