試写会「ぐるりのこと。」

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「ハッシュ!」は観たのですがそれ以来の橋口亮輔作品、一人で鑑賞。観てよかったけど、どこがどう良かったのかと聞かれても非常に困るんだけども(汗)
以下、まとまりなく。

おしいと思ったのは、時代との絡め方かな。リリーさんが法廷画家になるので、実際の事件とその裁判が織り交ぜられるのだけど、変に傍聴記を最近読んだりしているのでそういう意味で物足りなさは感じたかな(笑) しかし、被告はともかく、証人のモデルになった人は、どう思うんだろう? まあそんなことは些細なことだし、実際の裁判は傍聴したこともないんだけど、あんな感じなのかな? 被告を演じる役者陣がこれまたすごい。新井浩文は危ない役をやらせたら、見た目普通でもめっちゃこええ!
すみません、法廷に反応しすぎでした(汗)
夫婦関係がメインだけど、家族関係について考えさせられますよ。
しかし、ゲイが出てこなかったのが予想外〜(笑)木村多江とリリーさんの夫婦は意外としっくりしていて、リリーさんは上手じゃないけれどいい感じでした。前からリリーさんがしゃべるのはおもしろくて好きだから(笑)ダメな感じが合ってます。
あと、木村多江の後輩の男性編集者、死ね!って思ったわ。上司のぬっくんも、しっかりせんか、ボケェ(怒)と。
多分この映画の山場は、台風の日のシーンだと思うんだけど、サネイエさん*1が出てきてびっくらこいたが、あそこは泣くよー、ほんとに。木村多江になったつもりでw しょうがないですよ、この作品の場合、木村多江に感情移入しないでどうする!だもんね。

*1:時効警察の役名です。